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安田塾メッセージ№46      【第14回安田塾】

                                   2012年2月11日 安田忠郎
                  第14回安田塾のご案内

 第14回安田塾は、下記の要領で開催されます。
■ 昨年4月16日、第9回安田塾は槌田敦(つちだ・あつし、物理学者)さんの講演会「いま、福島原発に何が起きているのか?」を開きました。
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 今回は幕末史研究会(東京都武蔵野市を中心に1994年から活動を続ける歴史研究グループ)のご協力のもと、二人の講師を迎えて、フクシマが開いた「パンドラの箱」の問題を一層多面的に掘り下げます。
【日時】3月24日(土)午後1時~4時30分(059.gif午後12時40分開場)

【テーマ】フクシマ原発事故から1年「パンドラの箱」を開けたフクシマ!

【講演(1)】「福島第一原発から22キロにいた私、あの日起こった真実と未来へ」
【講師】市川恵子(いちかわ・けいこ)
 プロフィール:東京生まれ。石油化学会社、録音会社勤務を経て結婚。喘息などの持病に苦しんだことから、マクロビオティックなどの食事、自然なライフスタイルを学ぶ。長男の育児をきっかけに、自然育児友の会に参加、1994年度会長として各種企画や活動を行い、家族での田舎暮らしを計画する。阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件をきっかけに、1996年、福島県川内村に移住。ITコンサルタントとして夫と事業を営むとともに、地域振興や地産地消の商品開発の一端を担う。2008年株式会社ダノニー設立。カフェ飲食業と地元食材の加工販売を行う。インターネットを使い、川内村の自然、人、地域の魅力を多くの人に紹介する。2011年3月に東日本大震災で店舗が倒壊。震災直後から、家族全員が神奈川県の夫の実家に避難し、現在にいたる。著書『フクシマからの手紙―3.11後の日本に生きるすべての人へ』(本の泉社、2011年)
【講演(1)趣旨】東京から移住し、事故前から原発を見続けていた普通の主婦が直面した原発事故とは。3.11以降の日本に広がる原発事故への不安とこれからの暮らしを考える。

【講演(2)】「環境や生態系から、いかに放射能を減らすか」
【講師】杉原淳(すぎはら・すなお)
 略歴:京都府出身。大阪大学大学院工学研究科原子力工学専攻、1970年日本ニュクリア・フュエル株式会社(Japan Nuclear Fuel Co. Ltd.)勤務、89年湘南工科大学・マテリアル工学科教授、2010年神奈川大学・工学研究所客員教授。現在、「いろいろな水に関わる事象」に対して科学のメスを入れ、クリーンエネルギーのためのセラミックスの研究開発を進める「杉原科学技術研究所」を主宰。著書『日本を救う道を求めて』(現代図書、2009年)

【次第】
・最初、私・安田が司会かたがた、「日本人は皆『自分だけは死なない』と思っている~私の“エネルギー産業”下の極限的体験に照らして~」についてお話しします。
・次に、市川恵子さん、杉原淳さんがそれぞれ1時間余、講演します。
・最後に、フクシマの放射線量を実地調査(昨年5月および12月)した小美濃清明(おみの・きよはる、「幕末史研究会」会長)が「ホットスポット・浪江町へ入って考えたこと」についてお話しします。

【会場】武蔵野商工会館4階・市民会議室
【住所】東京都武蔵野市吉祥寺本町1-10-7
【tel】0422-22-3631(武蔵野商工会議所)
【アクセス】JR中央線&京王井の頭線「吉祥寺駅」中央口・北口(駅前ロータリー)・徒歩5分(サンロードを約150メートル直進→本町新道との交差点で左折→本町新道を約150メートル直進・右側)
http://www.musashino-cci.or.jp/about/map.shtml

【参加費】一般1000円 学生500円

 安田塾には、どなたでも自由に参加できます。 
 今回ご参加を希望される方は、3月14日(水)までに、下記にご一報ください。
 055.gif tadyas2011@excite.co.jp