安田塾メッセージ№13       第6回安田塾の事後報告

 皆様へ
                                   2010年8月5日 安田忠郎
                   第6回安田塾を終えて

▲ 第6回安田塾(7月24日)の例会・「明智憲三郎」講演会は、これまでを倍加する計62名が参集し、盛会裏に終わりました。
 今回の特筆すべき点は、初の参加者が36名の多きに上ったこと、中でも慶應義塾大学卒業生が19名、武蔵野市在住の「一般市民」が13名を数えたことです。
 また、武蔵工大教職課程修了生としては、愛知県の中学教師・酒井昌明さん、富山県の高校教師・高木義春さん、ご両人が遠路わざわざ足を運ばれ、(講演会→懇親会→2次会を通して)私との再会の時間を享受されたこと、これは私にとって望外の喜びでした。
 
 今回は安田塾の今後の運営上、持続可能な文化活動の視点から数々のヒントを得た集いとなりました。

▲ 私は例会の劈頭で「歴史とは何か(序説)―私の歴史体験に即して―」と題して、30分ばかり前座を務めました。ここでは歴史とは結局、人間存在の基底に関わる問題である点に触れながら、私のこだわり続ける日本史上の決定的な事件(謎)として、①1867年「孝明天皇」崩御の謎、②663年「白村江の戦い」の謎、③1582年「本能寺の変」における「彌介(やすけ)」―織田信長に仕えた黒人小姓(アフリカ生まれの黒人奴隷)―の行動の謎、この「三つの謎」を簡潔に問題化しました。

▲ 明智さんの講演「本能寺の変 427年目の真実―通説も新説も覆す『歴史捜査』―」は、2時間余にわたって会衆の耳目を集めました。
 そこでは、参会者各自の歴史感覚を刺激し純化するのに十分な内容が語られました。事後、数名の参会者から「臨場感あふれる講演から多くを教わった」旨のメールが私に寄せられたほどです。

 ところが、「明智さんを囲む」懇親会の方に、問題がありました。出席者は31名の適正規模に収まったものの、会場は3000円程度の会費のしからしめるところ、「居酒屋」然としてしまいました。
 2時間の「懇親」会では、顔見知りどうしが思い思いに盛り上がるばかりで、初対面の人どうしの出会いの場にそぐわない雰囲気がみなぎりました。
 私は常日頃、いかに対等な人間どうしの社交的コミュニケーションを図るかに腐心し、そして「一期一会」の思想を自ら持してきました。
 しかし今回、私としては素直に、至らなさを反省しております。多士済々の顔触れがそろった「懇親会」であったにもかかわらず、会の実質を活かしめるための配慮が欠けていた、と。
by tadyas2011 | 2010-08-05 00:00 | 安田塾の事後報告 | Trackback | Comments(0)
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