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                                   2016年3月9日 安田忠郎
                  第27回安田塾のご案内

 第27回は昨今、世界・マスコミを賑わす「イスラム国(IS=Islamic State)」の問題を取り上げます(cf.http://www.ibtimes.com/isil-isis-islamic-state-daesh-whats-difference-1693495)。
 私は昨年11月14日、慶應義塾大学で開催の「『戦後70年』を問う」シンポジウムで、パネラーとして発言。「日本の〈きな臭い〉今日的状況は今後、何事~地獄絵を呈する事態~が起きても不思議ではない〈危機〉そのものである」旨の主張を展開しました。
 その発言内容は多少なりとも、第1次大戦→第2次大戦の問題状況に加えて、中東問題(パレスチナ問題)の歴史的文脈に関わる国際紛争の「玉突き現象」が意識されたものでした。

 今回は、この私の問題意識・課題意識が流露するままに、講師に「エジプト地域研究」に造詣があり、IS問題に詳しい西舘康平さんをお迎えした次第です。
 なお、西舘さんには、ここ2年ばかり、安田塾の運営にいろいろとお力添えをいただきました。そして、今回の講師もご快諾いただいたこと。ここに記して感謝の意を表します。

 下記の要領で開催されます。

【日時】2016年4月9日(土)13時30分~17時
【講師】西舘康平(にしだて・こうへい) 
【テーマ】「『イスラーム国』が作り上げる仮想現実と実態~情報の受け手と送り手の観点から「現実」の再構成を目指して~

【講師の略歴】
1989年、埼玉県大宮市生まれ。
2010~2011年、エジプトのアレキサンドリア大学文学部に留学。
2014年、東京外国語大学大学院総合国際学研究科地域専攻・修士号取得。
現在、同大学院国際社会専攻博士課程後期に在籍。
2014年10月から「公益財団法人・中東調査会」非常勤研究員。

専攻:エジプト地域研究(灌漑開発政治、現代政治)、ナイル川流域の水資源をめぐるHydropolitics。
主な著述:『「イスラーム国」の生態がわかる45のキーワード』(明石書店)、「エチオピアのグランド・ルネッサンスダムをめぐるエジプト国内の政治的攻防」(Asahi中東マガジン)など。

【講師の言葉】
2015年初頭の邦人2名の殺害等をうけて、「イスラーム国」が日本のメディアを騒がせてから約1年が過ぎましたが、未だ報道が絶えません。
この事件をきっかけに、中東に関心を持った方もおられると思います。
しかし、実際のところメディアが犯行声明を流すこと自体、彼らの広報活動の一環です。
これに敏感に反応して恐怖や憤りを感じたり、「中東の混乱=宗派紛争」のイメージを持つことは、広報活動の成功に繋がります。
そこで今回は『「イスラーム国」の生態がわかる45のキーワード』に基づいて、彼らの広報活動の「カラクリ」とその実態について説明させていただきます。
結果、その向こう側にある中東の実像を皆様と共有できれば幸いです。


■2014年6月、イスラム教スンニ派過激派組織「イラク・シャムのイスラム国」(ISIS)は、「イスラム国」(IS)の建国を宣言。ISが主張する「領土」は、シリアからイラクにまたがるが、その境界は一定ではなく、現在も各地で攻防が続いている。
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【会場】武蔵野商工会館5F第1・2会議室
【住所】東京都武蔵野市吉祥寺本町1-10-7
Tel:0422-22-3631(武蔵野商工会議所)
【アクセス】JR中央線&京王井の頭線「吉祥寺駅」北口(駅前ロータリー)・徒歩5分(サンロードを約150メートル直進→本町新道との交差点で左折→本町新道を約150メートル直進・右側)
http://www.musashino-cci.or.jp/about/map/

【参加費】一般1000円 大学生500円 高校生以下無料

  024.gif安田塾には、どなたでも自由に参加できます。
     今回ご参加を希望される方は、4月6日(水)までに、下記にご一報ください。
     055.giftadyas2011@excite.co.jp