安田塾メッセージ№2      【第2回安田塾】             

 「武蔵工大出身」教師の皆様へ
                                   2009年5月10日 安田忠郎
               教員免許状更新講習、そして第2回安田塾 
 

 私が武蔵工大を定年退職して、はや1年余が経ちました。
 この間の私は、それまで以上に忙しい日々を送りました。2度のニューヨーク滞在もさることながら、何よりも女房の母(古橋逸子)が5月24日82歳で、私の母(安田みさお)が9月22日95歳で永眠の事態に直面して、繁忙をきわめました。相続問題等もあり、札幌の私の実家とは4度も往復を余儀なくされた次第です。

 そして既報(昨年6月11日)のとおり、私は財団法人・大学セミナーハウス主催の「教員免許状更新講習」のプロジェクトリーダーを務めました。
 本講習の開催は2度に及び(①7月28~31日、②12月27~30日)、私はそれぞれ、必修・選択計30時間中の9時間余の講義を担当しました。講習会には全国の「小中高・特別支援学校」教員が参集し、①は120名、②は131名を数えるにいたりました。ちなみに武蔵工大関係者では、建築学科卒業生の白井尚美さんが①の受講生でした。
 私はこの新たな出会いの場で、充実した時間を共有することができました。現時点の私の場合、現代日本文明における学校教育問題の究極的な論点をわがものとし、語るべき思想内容も煮詰まっている以上、本講習会は思いの丈を開陳し、熱弁をふるう格好の機会となりました。
 なお、大学セミナーハウスとしては今年度から、「教員免許更新センター」を設置し、教員免許状更新講習の本格的運営に乗りだします。初代同センター長には私が就任し、今年度の講習会は7月27~30日、9月20~23日、12月26~29日の都合3回開催の予定です。
 皆様は当該講習に、今後どのようにご対応の予定でしょうか。この際、ご質問ご相談等の向きは、私に直接ご連絡ください。

 さて既報に一言した「安田塾」の件です。
 昨年6月28日(土)に、廣瀬幸男・荒川信行・扇浩治の三方が幹事となって、第1回「安田塾」が開かれました。発会の第1回は、武蔵工大教職課程修了生=現職教師による、私・安田を囲みながらの懇親会・食事会でした。
 そして、第2回「安田塾」がこの6月27日(土)に開かれます(幹事から皆様に近々改めてご案内があります)。
 今回から参加者の間口を、とくに(1)武蔵工大教職課程修了生で非教師、(2)前出「教員免許状更新講習」修了生にまで広げます。(1)(2)共に、今までに安田塾とは別個に、私と会合を持った方々です。
 

 第2回当日、最初に1時間30分、私が「虚妄の大学改革―いわゆる文科系出身者が工学部長に就任して―」と題して、お話をします。それは「現代日本社会における一環としての武蔵工大とは何か」について具体的・経験的に問いつめる実話です。
 

 昨年3月8日、私の武蔵工大最終講義(「わが人生=学問の中間総括―日本及び日本人とは何か―」)の質疑応答で、武蔵工大付属中・高等学校教師の田口哲夫さんがこう私に質問しました。「武蔵工大はこの十数年、偏差値が下降し、全体としてジリ貧になってきているが、それはなぜだと思うか」と。
 彼のその切実な関心事に、当時の私は十分応答できる情報・知識・認識を持ち合わせていました。
 しかし、それが当の講義内容の論点・論脈とストレートに結びつかない質問であったために、幾多の媒介項を思考する時間的余裕がない私としては、一般的・抽象的な答弁に終わってしまいました。第2回安田塾における私の談話は、いわば私の「最終講義」の思想内容を裏打ちするところの一具体像にほかなりません。
 

 皆様には時間と事情の許すかぎり、6月27日の第2回安田塾にご出席いただければ幸いです。
by tadyas2011 | 2009-05-10 00:00 | 安田塾の案内 | Trackback | Comments(0)
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